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Stanford MBA 心の旅路

Stanford大学でのMBA(Stanford GSB)留学に奮闘する、外資系経営コンサルティング・ファーム勤務の若者の心の日記blog。 コンサルティングの仕事、MBA受験からスタンフォードGSB合格、スタンフォードMBA生活、帰国にいたるまで。

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StanfordOperationの授業で、面白いグループワークがあった。Operationの授業では、多様な生産システムや、在庫のマネジ方法、待ち時間のマネジ方法などいろいろな内容を講義・ケース・グループワーク形式で学んでいくが、その中で、コンピューター内の電子部品工場を、3人のグループでマネジするというシミュレーション・ワークがあった。

コンピューター内の電子部品工場では、仕入の数、発注タイミングから、生産設備の増設・売却、生産の手順変更、顧客との販売契約等、いろいろな要素を変更することができる。工場はシミュレーション上の1日を1時間としてリアルタイムで稼働し続け、合計で10か月弱の間稼働し続ける。チームは最終的に工場が稼ぐキャッシュを最大化することを目的に、需用の予測、在庫レベルのチェック、顧客へのリードタイムの点検など、工場の状況を点検しながら運営をしていくのだ。

品質に関しては何も気にすることもなく、極めてシンプルなモデルではあるが、クラスで学んだいろんな理論を、現実に近いリアルタイムの状況の中でいろいろと試し、修正し、実践していくという意味で、すごくためになったし、面白かった。夜中の2時3時に、チームメートから緊急で電話が入る。

「第3設備の稼働が数日(数時間)連続で100%を超えてしまって、設備の前に在庫が積ってしまっている。このままだと顧客に商品を間に合わせられない。臨時で設備を1つ増やした方がいいのではないか。」

「顧客からのオーダーが急激に増えている。予想よりも相当増えているけど、これってトレンドかな。それとも一時的な急増かな。それによって今すぐにでも発注を変えないといけないんだけど、どうしよう。」

「顧客に3日で届けるという契約をしているのに、届けられていないケースが増えてきている。違約金を含めると、十分に利益を挙げられていないようだから、契約条項を今すぐにでも変えた方がいいのでは。」

こんな電話・メールがお互いからあるたびに、トラブル対応の議論をしたり。授業で単純に理論を学んだり、ケースを議論したりするだけではなかなか理解しきれなかったいろんなコンセプトが、このグループワークを通じてよくわかるようになったと思う。夜中にシコシコと在庫の計算をやり直したり、需用予測に応じて設備投資のタイミングを計算したり、繰り返し、必要に迫られてコンセプトを実践できたのがよかったと思う。

ソフトウェアを使った教育で、これまでものすごくよかったという授業は受けたことがなかったのだが、これはうまくソフトウェアの特徴を使って実践的に理論を体得できる、よい授業の例だろう。ちなみに我々の工場チームは、設備投資を渋って需要に十分対応できなかった痛手が響き、全体の50チームのうち、真ん中くらいの順位であった。これから、シミュレーションを振り返っての分析レポートをチームで書くところである。
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