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Stanford MBA 心の旅路

Stanford大学でのMBA(Stanford GSB)留学に奮闘する、外資系経営コンサルティング・ファーム勤務の若者の心の日記blog。 コンサルティングの仕事、MBA受験からスタンフォードGSB合格、スタンフォードMBA生活、帰国にいたるまで。

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渡米前の準備として、英語のプライベートレッスンを毎週やっている。今日はJohnと、アメリカの地理について話をした。その中で興味深い話を聞いたので記しておこうと思う。


ところでみなさんは、アメリカでどの地域でカジノが合法か、ご存知だろうか。私は恥ずかしながらアメリカではどこでもカジノは合法だと思っていたのだが、実はネバダ州の、その中でも特定の地域(ラスベガスなど)でしかカジノは許されていないらしい。しかもカジノが儲かっているため、ネバダ州には州税がないという。なるほど、それはいい。


20070702201315.gif


だとすると、他の州もこぞってカジノをやりたいと思ってもいいのではないか。なぜラスベガスだけがカジノを許されているのだろう。私が他州の州知事だったら、羨みそうなものである。


Johnの答えは、シンプルで意外だった。


   「あの辺は特殊な地域だからね。羨むって感覚はないな」


ネバダやユタは、ちょっと特殊な地域で、あまり他州から羨まれたりしないというのだ。もともと砂漠と山脈だけの地帯で、ゴールドラッシュのときも、これらの州の西部は完全にスキップし、皆太平洋岸のカリフォルニアやワシントン、オレゴンに定住していった。ネバダやユタは、はぐれ者の変わった人が、隠れて棲んでいるような地域という印象らしい。


特にユタ州は、モルモン教によって開かれた州で、現在の州の70%がモルモン教徒、昔は一夫多妻制や売春など普通に行われていたという。山脈が多く、急峻な土地のため、アフガニスタンではないが、犯罪者をかくまう地域にもなっているという。ネバダ州のラスベガスも、最初はギャングによって作られたものだという。既になくなったRout66を、東を追い出されたギャングたちが逃れていく途中、ラスベガスを通り、これは金になるということで大きく発展させたのがきっかけだと言う。今はギャングはいなくなり、完全に企業化されたが、そういう歴史の中であそこだけギャンブルが許可されていることもあり、決して皆ラスベガスのカジノを羨み、自身の州でもやりたいと思うような感覚はないということなのだ。


だからカジノをみんなが羨まないわけではないと思うが、なるほど、そんな文化的な背景があって、ラスベガスを現地の人々は見ているんだなと、とても興味深い気持ちになった。


◎ アメリカ大陸の文化6分類 ◎ by John


アメリカは広い。


2年前ロサンゼルスに出張した際に、サブウェイの店員に「スーパーは近くにないか?」と聞いたところ、「すぐ隣にあるよ!」と言われたので歩いていこうとしたところ、一向にスーパーが現れない。戻って「ないじゃないか。どこにあるのか」と問い詰めたところ、「車で5分くらい北上した左側にあるよ」とのことだった。「すぐ隣」≠「歩いてすぐ」、「すぐ隣」=「車で5分」だったのた。そのくらい、土地の感覚が異なるのだろう。


それだけ土地が広いので、地域ごとに文化が大きく異なるという。私はアメリカに詳しくないのでわからないが、John曰く、アメリカを6つくらいに分解して文化を捉えると分かりやすいという。これらは、その歴史と密接に関連しているとのこと。



①ニューヨーク等、北東部
最初に清教徒が入ってきて殖民した地域であり、アメリカを作ってきた地域でもあり、知識階層も多く、リベラルだと言う。


②ジョージア、ルイジアナ、フロリダ等、南部
プランテーション等の農業中心であり、進化のペースから取り残されてきた地域でもあるため、日本ほどでないが協調的、且つ保守的とのこと。


③テキサス
南部の中でも、メキシコとアメリカの間での奪い合いの歴史の中で独立していた時期もあり、独特のカルチャーとのこと。


④イリノイ、アイオワ等、中西部
東からリベラルな考え方の影響を一部受けつつも、基本的に保守的。大規模農業の中心地であり、非常に労働倫理の高い、マジメな人たちが多い地域とのこと。


⑤カリフォルニア等、太平洋岸
金が見つかった際に新進気鋭の人々が開拓した地で、非常にリベラル。アジアや南米に近いことからも民族も多様で、個人の価値観を多いに尊重する雰囲気とのこと。


⑥ユタ、ネバダ等、西部
カリフォルニアで金が見つかった際、東や中西部の人が西部をスキップして太平洋岸に行ったことから見えるように、基本的に忘れられた地。砂漠と山脈で棲みにくく、そのため非常に独立・孤立した、変わり者が住んでいる地域というイメージとのこと。



さて、私がこれから行くスタンフォードのあるカリフォルニアも、中を見ると地域によって文化が異なるとのことだ。ヒッピー発祥の地であり、非常にリベラルなバークレーに対して、比較的お坊ちゃまで保守的なスタンフォードという印象らしい。なるほど。なかなか外からは分からないが、そんな違いがあるのかと歓心してしまった。


アメリカを本当の意味で知るというのは、こういう住んでいる人の生の感覚や、それを生じさせている背後の歴史などの理解の積み重ねなのかな。薄っぺらなビジネスや制度だけを知っていても、本当のアメリカのソフトな面を知ることはできないんだな、ということを感じたディスカッションだった。

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カジノがokなのは、
ネバダ州のある地域だけではないと思います。

とりあえず、私のいたワシントン州にもカジノは有りました。

2007.07.26 23:24 URL | つけめんデリック #tHX44QXM [ 編集 ]

なるほど、他州にもカジノはあるのですね。

それぞれに、許可された背景がありそうですね。

ありがとうございます。

2007.07.28 11:32 URL | ひろお #fbtGig3E [ 編集 ]












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