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Stanford MBA 心の旅路

Stanford大学でのMBA(Stanford GSB)留学に奮闘する、外資系経営コンサルティング・ファーム勤務の若者の心の日記blog。 コンサルティングの仕事、MBA受験からスタンフォードGSB合格、スタンフォードMBA生活、帰国にいたるまで。

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International Studentsキャンパスではサマーインターンを巡ってのリクルーティング活動が盛んだ。昼にinternational studentsのクラスメートと情報交換をしあったのだが、同じ海外からの学生でも、途上国から来ている学生の就職活動の背景状況は私たち日本人と大きくことなることを痛感する。

バングラディッシュから来ているクラスメートは、卒業後もアメリカで働くために就職活動中。国に帰ってもここで学んだスキルを生かして高い給料をもらえるような職がない。政府の腐敗、市場の未成熟、インフラの未整備。。。 母国に帰ることは、おそらくないという。PEへの就職を希望している。パキスタンから来ている友人は、自身がコングロマリット企業の社長なので、パキスタンに戻るという。彼の会社では、これまで繊維産業を中心にしていたが、その後テレコムに進出、競争が激化したため競合に部門を売りさばき、現在は発電・エネルギー関係がビジネスの中心になっているという。今後は銀行業への進出を検討している。彼のような特殊な例を除いて、まずこのようなアメリカのMBAプログラムに参加して母国に帰る人はいないという。中国から来ている友人は、英語での就職活動に非常に苦戦している。彼の出身地に戻ってもいい職がないため、外資系企業への就職を希望している。そのためには英語を学ばなければならないのだが、そこまで英語が達者でなく、この歳からの英語力向上の限界も感じている。「日本は国内に魅力的な職が沢山あっていいよな」、ということをよく言われる。

途上国からのinternational studentsが口を揃えて言うのは、もし母国に魅力的な職業が豊富にあるなら、当然母国でやりたいということ。言語のハンデもないし、人脈や文化理解のアドバンテージもあるし、家族もいる。でも悲しいかな母国には高度なスキルで高い給与を得られるような職がないので、仕方なくアメリカの土俵で相撲を取っているというのだ。親も必至で子供を若い頃からアメリカの教育機関に入れようとする。ただしそれができるのは一部の超富裕層のみだ。お隣の国、韓国でも、アメリカで教育を受けさせて外資系に就職させることが豊かな生活を送る大切な条件のようで、似たような状況らしい。

こちらに来て改めて感じているのは、そう考えると、日本は恵まれているということ。国内の市場が十分大きく、成熟していて、国内で働くことがアメリカで働くことに比べて見劣りするわけでもなく、英語を必至で学ばずとも幸せな生活を送れる。外資系企業の給料が相対的に高いということはあるが、アメリカで教育を受けずとも外資系企業の日本オフィスに就職して日本で働ける。立派な日本企業も沢山ある。アメリカ資本主義の大波に国内を蹂躙されていないというか、アメリカ語やアメリカ式のビジネスを学ばないと生き残れないような「アメリカ社会」にはなっていない。アメリカで働かざるを得ないinternational studentsたちを見ていると、アメリカで働くか、日本で働くか、ニュートラルに選べてしまう母国を持った自分たちはラッキーだと思う。私たちの親の世代が築いてくれた「経済大国日本」の遺産に感謝しないといけないな、と感じた。
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