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Stanford MBA 心の旅路

Stanford大学でのMBA(Stanford GSB)留学に奮闘する、外資系経営コンサルティング・ファーム勤務の若者の心の日記blog。 コンサルティングの仕事、MBA受験からスタンフォードGSB合格、スタンフォードMBA生活、帰国にいたるまで。

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Blink授業の課題図書で「Blink」という本を読んだ。
緻密な調査による判断でなく、一目/一瞬見ただけで瞬時に判断する能力に焦点をあてて書かれたものなのだが、その中で離婚するカップルを瞬時に見分ける研究についての記述があり、興味深かった。ワシントン大学で1980年代から合計3,000組の夫婦を研究してきたGottmanは、1時間夫婦の会話を観察することで、15年後にその夫婦が離婚するかどうかを95%の確率で当てることができるという。信じがたい正答率である。

まずGottmanが最も注目する態度が1つある。このような態度が夫婦のどちらかに見られると、その夫婦は長続きしない可能性が非常に高い。1時間の観察においては、夫婦間で普段から意見が食い違っているテーマについて議論をしてもらうのだが、その中で、要注意の態度が4つほどある。
  ・侮辱/軽視
  ・防衛的
  ・拒絶
  ・批判

この中で、Gottmanが最も注目する態度は何だろうか。ほとんどの人は、激しく対立して喧嘩する夫婦(批判)や、お互いに防衛的になり強く拒絶し合う夫婦(防衛的・拒絶)を将来離婚する夫婦だと感じ、判断するという。だが、Gottmanは違う。彼が一番注目するのは、侮辱/軽視のサインである。相手を下に見たり、さげすんだりする兆候が見られると、これは対等な議論/対立の次元でない、深刻なすれ違いを引き起こすという。

また2点目に、彼は夫婦間の感情のすれ違いの傾向を観察する。夫婦間では、一方が感情的な何かを求めてきた場合に、他方が受け止めてやることが大切になる。普通の夫婦間の会話では、あるときは感情がすれ違ったり、あるときは受け止め合ったりという形でアップダウンを繰り返すことが多いが、一度ダウンの方向に感情がすれ違い続けると、どんどんすれ違いが加速し、手がつけられない状態になり、決定的なすれ違いに発展してしまうという。Gottmanは、このダウンの方向への感情のすれ違いスパイラルの予兆も観察するという。

それから最後3点目として彼が観察するのは、ネガティブな感情と、ポジティブな感情の比率である。会話の際のお互いの感情を細かく分類し、ネガティブな感情とポジティブな感情の比率が1:5以上の比率だと、その夫婦は離婚に向かう可能性が高いという。

侮辱/軽視のサイン、感情のすれ違いのダウンスパイラルの予兆、そしてポジティブな感情とネガティブな感情の比率。この3つで、15年後に離婚する夫婦を95%の確率で当てられるということだそうだ。嘘のような話だが、3,000件のカップルを20年以上研究してきたというので興味深い。
(Blink - The power of thinking without thinking - Malcolm Gladwell)
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