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Stanford MBA 心の旅路

Stanford大学でのMBA(Stanford GSB)留学に奮闘する、外資系経営コンサルティング・ファーム勤務の若者の心の日記blog。 コンサルティングの仕事、MBA受験からスタンフォードGSB合格、スタンフォードMBA生活、帰国にいたるまで。

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さて、睡眠不足が続く日々だが、実際どんな生活を送っているのか、今週のある一日(10月2日火曜)を朝から晩まで取り上げてみよう。

6:55    起床
Escondido VIllageシャワーを浴び、朝食を採る。シリアルにバナナを切って入れ、熱いコーヒーと一緒に食べる。(前はサンドイッチを作っていたが、最近省エネでこのパターンが多い。バナナだけのときも。。。)

 

 


7:45    出発
自転車でキャンパスを駆け抜ける。

8:00-9:45    授業 「The Global Context of Management」
各国の政治・経済、ビジネス文化などを分析・把握する力を身につける授業。マクロ経済の知識が要求されるので、ちょっと難しい。それから毎回の読書量が半端でない。

Class Room今日は、事前課題に関する抜き打ち試験があった。大雑把な斜め読みしかしていないので、あやふやな答えを書いて、泣く泣く提出。今日の授業は、国の経済を分析するための基礎枠組みとして、GDPの考え方や、国のPotential Output、実際のReal Output、その差であるThe Output Gapと消費者物価水準、インフレなどとの関係を学習した。正直マクロ経済を大学で勉強していなかったので、ちょっと難しく感じた。この授業では今日のような講義と並行して、学生がグループに分かれ、それぞれ興味のある国について多面的な分析をしてお互いに発表・議論する。また中でも、インド、中国、ロシアの3カ国についてはスペシャリストを特別講師で招いて深堀することになっている。身につけた技術をもとにしてアメリカと日本の経済の比較なども個人的にやってみたいと思っているが、この学期はちょっと時間的に無理そうだ。9時45分、時間通りに授業が終了する。

10:00-11:45    スタディ・グループ 「Leadership Labs」
Group Work明日の授業のために、スタディ・グループの4人(パキスタン人社長、赤ヒゲ・ナイスガイ、圧倒的に変なフランス人、私)で集まり準備をする。「Leadership Labs」という授業は、その名の通りリーダーシップ養成の実験室。毎回小グループに分かれてエクササイズが行われ、その様子をビデオで録画し、授業後にお互いについてフィードバックを交わし合う。お互いの性格・リーダーシップの特徴を分析・指摘しあい、また交渉術、議論術などをその中で学んでいく。フィードバックの仕方にも教官が直接「手ぬるい」「もっと言い方を考えろ」などと事細かくアドバイスをしてくれる。自分のリーダーシップのスタイルや、性格、強み弱みを客観的に見て、他人と比較できる絶好の機会になっている。

明日のエクササイズは、会社が人員削減をする状況設定のもと、ボードメンバーとして誰を解雇するかを議論するものだ。利害関係が異なる2グループのボードメンバーに分かれ、複雑な利害関係が設定されている中、30分間で合意に至らなければならない。事前に一方のグループの4人が集まり、当日如何にして相手側を説得して、自分たちに有利な結論を引き出すかの作戦会議をすることになっており、今日はその作戦会議だ。会社の利益と、自分たち/個人の利益と、ボードメンバー同士の人間関係とをうまくバランスすることが求められており、非常に駆け引きが要求される。今日の作戦会議を通じて、駆け引きにもいろんなスタンスがあるんだなぁーと感じた。「時間切れ追い込み作戦」、「ニセ情報流布作戦」など、飛び道具的な戦略を次々繰り出すフランス人。譲れない線だけ先に決めて、あとはこっちの情報を相手に出してしまって誠意を持って正面からきちんと話会おうと主張する赤ヒゲ・ナイスガイ。私は最初に口火を切って、うちに有利になるような議論のプロセスをさりげなく設定してしまおうと主張する。その後は、相手がどう出てくるかを想定して、いくつか対抗策などを話会い、最後は世間話になり、腹が減ったところで終了。

12:00-13:00    授業 「Strategic Leadership」
                          (特別講演: Equity Bank CEO)
LectureStrategic Leadership」は、いわゆる戦略論の授業だ。これは比較的典型的なMBAの授業スタイルで、毎回ケーススタディを60人くらいのクラスで議論をする。教授がコールドコール(生徒をいきなり指名して答えさせること)を連発するので、気が抜けない。

今日は、昨日ケーススタディで扱った、ケニアの貧民層を中心にしたマイクロファイナンスで大成功したEquity BankのCEOのMwangiさんがケニアからわざわざ来て講演することになっている。会場にぎりぎりに入ったので、空いていた最前列の席に着席。講演は最初の5分で終了し、残りの55分は質疑応答に。活発に突っ込んだ質問が飛ぶが、質問のさばきっぷりはさすがだなぁと感心した。ジョーク交え、おどけて見せたり人柄にチャームがあり、また真顔になってズバリと答えることもあり、人の心をつかむことができる方だなぁと思った。言葉には力があり、迫力がある。やっぱりすごい人は、すごいなぁ。そんな素朴な感想を持った。一方で、そういうCEOを演じているんだろうなぁ、とも思った。有名企業の社長になると、自分の一挙一動が社員、顧客、競合、報道関係者などによって注目され、解釈され、時に過剰反応されたりする。Mwangiさん自身も、会社が成功するに従って個人への誹謗中傷や”圧力”が高まってきたと笑顔でおっしゃっていた。今日も、付添いの社員が何人か来ていたが、この旅行中もずっとその社員に対して「社長」であり続けているのだろう。講演の姿があまりに立派だっただけに、ふとそんなことを逆に感じたりした。

13:00-15:00     昼食&買い物&午後の授業の準備
ビジネススクール地下のカフェで昼食(寿司)とコーラ(この変な組み合わせに慣れてしまった)を買い、2階のオープンテラスで昼食をとりつつ、午後の授業の資料を必至で読む。とにかく日差しが強い。サングラスをかけながら書類を読むという、日本ではしたことがなかった組み合わせにも慣れてしまった。昼食のあとは、とにかく眠い。20分ほど書類を持ったまま寝てしまった。その後はブックストアに自転車で向かい、足りなくなったバインダーなどを買って、再びビジネススクールに戻ってくる。次の授業の準備は6割程度しかできていないが、これ以上無理なので仕方ない。

15:15-16:45     授業 「Organizational Behavior」
組織行動、人間行動科学、リーダーシップなどについて勉強する授業。今日は「Twelve Angry Men」という映画を見ながら、人を説得する方法について学んだ。映画は12人の陪審員が殺人事件を審議するのだが、最初は11人が有罪、1人のみが無罪を主張するが、無罪を主張する1人が最後には全員の意見をひっくり返して、12人全員が最後は無罪を支持するに至るというもので、小さなグループの中で如何に影響力を行使するかを考える上ではとても面白い映画だと思う。感情と理論・理性の使い分け、質問の上手な使い方、相手に合わせた上手な言い回し、各種の交渉術のテクニックなど、いろんな学びがあった。明日、「Leadership Labs」で交渉を実践することになっているので、その意味でも刺激になる授業であった。

17:00-18:00     ジム
授業はこれで終わり。ビジネススクールから自転車で2,3分のところにあるキャンパス内のジムに行き、1時間弱ほど体を動かす。

18:45-21:30     リクルーティング・イベント (会社の手伝い)
今日は私が勤めている経営コンサルティング会社の採用イベントがあったため、東京オフィスの代表としてイベントに参加する。大学の近くにあるThe Four Seasons Hotelでカクテルパーティー形式のイベント。こっちに来てから不自由に思うのは、車で1人で来てしまうと、こういった機会にお酒が飲めないこと。コーラを飲みながら参加者との会話を楽しむ。

21:45   帰宅

22:00-1:30    レポート作成 「Critical Analytical Thinking」
Critical Analytical Thinking」とは、本質的な思考能力、およびその表現方法(プレゼン、文書)を鍛えるコースだ。10人弱の小グループで、毎週月曜にテーマと事前課題が発表され、水曜までにレポートを提出、そこで取ったスタンスに基づいて金曜に10人全員で議論をする、というパターンになっている。レポートは教授と、ライティングの専門家がそれぞれコメントをこと細かくつけて返してくれる。与えられるテーマも、答えがなく、かつ非常に考えさせられるテーマで、毎回議論はすごく白熱するので面白い。

今回のテーマは、電気自動車について。アメリカで電気自動車が1990年代に多く製造されたにも関わらず(GMのEV1など)、2000年代頭にこの世から抹殺されてしまった事実について、その要因を分析し、説得的な形にまとめるというもの。事前に映画を見て資料を読み、大量で複雑な情報を論理的に整理する必要がある。先週のレポートでは、「英語をもっと勉強しろ」「ビジネスメモの形式になっていない」という手痛い指摘を受けたので、そのあたりを注意しながらレポートを作成する。7割方完成したが、明日の夜が締切なので、また明日見直そう。

1:30-1:45     目標提出 「Leadership Labs」
明日の「Leadership Labs」の授業に向け、個人的な達成目標などをオンラインで提出する。毎回Labsの前にはこれを行い、授業のあとにはこの目標に基づいて自己評価をオンラインで再提出する。同時に、ほかのメンバーについて前回のLabsのパフォーマンス評価を書き込む。毎回スタディ・グループの8名についてお互いに評価をしあい、その評価の向上度合いでも成績をつけられる形になっている。

私がよく指摘される改善点は、もっと意見を主張して存在感を高めることと、反論された際に簡単に意見を引っ込めないようにすること。前者については、正直発言量でネイティブと張り合うのは無理なので、特に議論の最初の段階で質の高い質問や主張をして、議論のかじ取りに参加できるように心がけているが、まだ納得がいく形にはなっていない。(議論が白熱すると、議論についていけないこともしばしば。)後者については、限られた時間の中で議論を押し通そうとして時間をロスするのがチームとしてもったいないので、たまに私は提案が誰かに強く反対されるとすぐにOKと言ってしまうのだが、それが弱々しく見えてしまっているらしい。もう少しアグレッシブに反論していいみたいだ。

1:45-2:30     予習 「Managerial Finance」
Managerial Finance」は、非常に細かな話は別にして、ファイナンスの全分野を一気に俯瞰してしまおうというクラス。上級者用(投資銀行勤務者など)のTurboコースと、通常コースがあり、私は通常コースに参加している。明日のケースをざっと読み、本来は事業のキャッシュフロー、NPVなどを計算しなければならないのだが、寝られなくなってしまうので、頭でちょっと考えただけで今日はやめることにする。

2:30-3:00     メール返信、ネットサーフィン等々
今日のリクルーティング・イベントの参加者からのお礼のメール、問い合わせのメールなどに返信。

3:00    就寝
ようやく寝られる。明日は授業が9時からなので、少しだけ長く寝られそうだ。目覚まし時計をセットして、明日の朝ぱっきり起きるイメージをしながら就寝。(これをしないと、気が抜けて寝坊するケースがある)

睡眠不足のイメージが湧いただろうか。1年目は特に忙しいので、これがずっと続くわけではないが、なかなか「充実」した感じを感じとっていただけただろうか。今日はリクルーティングイベントがあったのでより忙しくなってしまったが、これがなくてももう少しまともに予習をするだけで日々忙しい点には大きな差はない。面白い授業の準備には時間を投入するし、そうでないものは手を抜くようにしているが、それでも時間が足りないのが悩みの種である。
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