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Stanford MBA 心の旅路

Stanford大学でのMBA(Stanford GSB)留学に奮闘する、外資系経営コンサルティング・ファーム勤務の若者の心の日記blog。 コンサルティングの仕事、MBA受験からスタンフォードGSB合格、スタンフォードMBA生活、帰国にいたるまで。

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ジョットのフレスコ画イタリア人と話をしていて口をそろえて不平をいうことがある。ひとつは経済状況の悪さだが、もう一つが政治の機能不全。

経済状況だが、とりあえず若者がイタリアで就職できないとのこと。ロンドンには多くのイタリア人が英語を学びに来ていたが、その背景としては、英語を学んでイタリア外に出ないと、職がないとのことだった。物理の研究者であるミケレも、政府が研究への予算を削減したため、しばらくは自腹で研究を続けなくてはいけない状況だという。

しかし興味深かったのが政治の状況。今回イタリア旅行では4人の友人にお世話になったが、全員が口を揃えて政治の機能不全を嘆いていた。とりあえず、政治家が仕事をしないという。イタリアの政治家の半分以上は学位を持たない人々で、汚職がはびこっているという。また、政治家が汚職をしても罰せられないという、政治家を刑罰の対象外にするような法律が成立してしまい、誰も政治家を段丘できない状況とのこと。しかも、政治家への牽制機能を果たすべきメディアも、1人の人物によって大方のメディアが抑えられてしまっているため、ろくに政治批判などができないとのことだ。ニュースなどでもキャスターが政治に批判的なことを言ったり、その人物が気に入らないような行動を目立ってとってしまうと、圧力がかかって首になってしまうとのことだった。イタリアのテレビはつまらない、と他のイタリア人も言っていたが、このコントロールが背後にある模様だった。

ミランのドゥオモそれから医者のアンドレアが言っていたのは、エア・イタリアの話。完全にエア・イタリアは経営破綻している状況だが、雇用の問題があり、政府が大量の公的資金を投入し、しかも政治家の圧力で一向に航空会社自体の体質改善は進まないという。大量の雇用を守るため、巨額の資金が毎日借金に垂れ流されている状況なのに、誰も何もできない状態だと嘆いていた。しかもこれは日本でも一部見受けられることもあるが、政府施設などで働く公務員の勤務意欲が非常に低く、既定の時間前に受付を閉めてしまったり、弁護士のサラの話では公務員にある手続きをお願いしたところ、率直に面倒なのでやりたくないのでと断られ、代わりにサラ本人が仕事を代行する代わりにお金(税金)を払うという対応をされたことすらあるとのことだった。

おしゃれな街私は昔よく、「これからは経済だけでなく、日本は政治の時代になる」と周りの友人に話をしていたことがあったが、その気持ちは今も変わらない。経済が元気でないとならないことは確かだが、一方で、中国・アメリカのパワーバランスの変化、国内の貧富の差、少子化、高齢化などの社会問題のクロースアップといった流れの中で、これまで以上に、若い優秀な人材が政治にも行ってくれないと困ると思っている。これまで高度成長期、その後のバブル崩壊とそれへの対応・変革の10年は、基本的に経済に集中していれば大方問題のなかった平和な時代であったが、今後はやはり政治がわれわれの生活を考える上でも大きな意味合いを持ってくる部分が増えてくると思う。いずれにせよ日本の政治も相当程度ダイナミックに改善される必要があるが、イタリアの政治も相当に深刻な模様だ。
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