Stanford MBA 心の旅路

Stanford大学でのMBA(Stanford GSB)留学に奮闘する、外資系経営コンサルティング・ファーム勤務の若者の心の日記blog。 コンサルティングの仕事、MBA受験からスタンフォードGSB合格、スタンフォードMBA生活、帰国にいたるまで。

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借りた一軒家週末を利用して、Lake Tahoeに行ってきた。
スタンフォードというと晴天の青空とヤシの木が思い浮かぶかもしれないが、実は車で3-4時間ほどで、ネバダ州との境にある素晴らしいスキーリゾートにもアプローチできる。スキーは中学の頃からやっているが、仕事を始めてからはなかなか行く機会がなかった。日本からスキー一式を送ろうかとも思ったが、とりあえず現地で借りてスキーをすることにした。

こちらではクラスメート5-10名で、山の麓の家を一軒借りてスキーをすることが多い。日本のように旅館やホテルが沢山あるというより、多くの個人所有の別荘(レンタル目的の)があり、それを数日間借りるという形を取る。5ベッドルームや7ベッドルームの、暖炉付きのおしゃれな家に泊まりながら、自炊をしてスキーを楽しむ。

スキーを背負って日本との差を感じるのは、スキーレンタルでウェアーとグラブはあまり貸してくれないことと、ナイターがほとんどないこと。ウェアーを持ってきていなかったので、結局コートとジーンズ、普通の手袋で滑ることになってしまった。それからスキー場は日が沈む前の5時くらいに閉まってしまう。午前中からすべり、夕方前には家に戻り、みなで自炊をしながらのんびりする。今回はロシア人の友人とその家族を中心に10名程度と一緒に遊びに行き、夜にはお決まりのゲーム、「マフィア」で激闘。ウォッカやワインを飲みながら、暖炉を囲みながら、夜が更けるまで楽しい時間を過ごさせてもらった。

Lake Tahoeには複数のスキーリゾートがあるが、いずれも経済危機の影響で経営が苦しいとのこと。どこのリゾートが先につぶれるか体力勝負の状態で、どこもだれかが先に倒れてほしいと願いながらの持久戦を強いられているとのこと。そのせいか、リフトにも行列はなく、非常に快適なスキーをさせてもらったのだが、なんとか持ちこたえてほしいものだ。
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談笑する学生気がつけば2年生も半ばに差し掛かり、留学生活もあと4か月ちょっとである。勉強に励み、趣味に励み、交友に励み、カリフィルニアの太陽を楽しむことができるのもあと少しである。さて、スタンフォードで授業をとれるのもあと残り1学期。大事に、なるべく沢山自分の勉強したい科目を履修したいと思う。

スタンフォードビジネススクールと言えば、ジェネラル・マネージメント教育が強みだとよく言われる。特にシリコンバレーの中にあるという立地柄、アントレプレナー教育が強いといわれることが多い。ところが実際に中から見てみると、学生が取りたがる人気授業のリストは、必ずしもジェネラルマネージメントがらみだけでなく、Organizational BehaviorやFinanceも非常に強いということが見えてくる。以下がスタンフォードで取るのが難しいといわれる名物授業のリストの一部である。

Strategy科目:
Managing Growing Enterprises (Grousbeck)
企業を運営・成長させていく上でマネジメントが直面する「実務上」のリアルな課題をいかに解決していくかを、理論ではなく、実践的に教えていこうとするクラス。毎回授業に百戦錬磨のビジネスマンを招き、生徒とのリアルタイムのロールプレイを通じて学んでいく。

Entrepreneurship and Venture Capital(複数教授)
起業について、起業側および投資側(ベンチャーキャピタリスト)について、それぞれ理解を深めていく授業。毎回授業にベンチャーキャピタリストや起業家が参加し、彼らの視点を提供してくれる。特に投資側について重点的に理解を深めていく。

Formation of New Ventures(Saloner)
ベンチャーのステージごとに、どのようなことをして、どのようなことに気をつけなければならないのかを、ケーススタディとケース当人との生の議論を中心に学んでいく。毎回スタンフォード卒業生の有名ベンチャー起業家を呼び、授業のあとには抽選でスピーカーとのランチセッションに参加できる。このクラスから巣立った有名起業家は数多い。

Finance科目:
スタンフォード 校舎にてInvestment Management & Entrepreneurial Finance(McDonald)
ファイナンスの大御所による投資論の授業。実際のモデリングと、ゲストスピーカーによる講演とを並行して実施。授業の準備にかかる時間は半端ないとか。ただ、バンカーやPE、VC経験者などファイナンスバックグラウンドの人が押し寄せて取ろうとする人気講義。


Financial Modeling(DeMarzo)
バリュエーションをはじめとするファイナンスの各種実務作業を、少人数で徹底して指導していくトレーニング型授業。授業というより、徹底したトレーニングというイメージ。投資銀行バックグラウンドでない人にとって、アナリストのような経験をする意味では格好の授業。

Organizational Behavior科目:
Interpersonal Dynamics(通称Touchy Feely)
人間関係の在り方や築き方、人間に対する理解を、少人数による濃密な心理学的セッションによって煮詰めるように経験していく体験型授業。授業では多くの学生が涙を流すという名物授業。

Leadership Perspectives(O'Reilly/Peterson)
リーダーシップの在り方と、自分に適したスタイルを、毎回ゲストとの生の議論、および少人数グループでの学生間での密な議論を通じて考えていく。世の中の立派なリーダーと、ビジネスに留まらない価値観やワーク・ライフバランスについても徹底して議論ができる授業。

High Performance Leadership(Bradford)
効果的なリーダーシップの在り方、また組織の中での効果的なリーダーシップの発揮の仕方を、ゲストとの生の議論、および少人数グループでの議論を通じて考えていく。上記の授業よりも、よりいかに組織の中でうまくまわりを活用してリーダーシップを発揮するか、といった視点が強く織り込まれている。

The Paths to Power(Pfeffer)
リーダーに上り詰めるために必要な社内政治の処し方や権力の身につけ方を、過去の成功・失敗事例の研究、パーソナルコーチとの1対1のセッション、小グループでの密な討論などを通じて理解・体得していくことを目指す授業。毎回著名な人物を2名ずつ勉強し、彼らの処世術を研究していく。


ビジネススクールの中庭並べてみて気づくのは、意外にFinanceやOrganizational Behavior系の名物授業が多いということ。Financeについていえば、シリコンバレーという土地柄、多くの投資家がスタンフォード周辺に集結しているので、理解はできる。また、OBが強いという点も、スタンフォードの受験エッセイの名物問題「What matters to you most, and why?」からもうかがえるように、将来のリーダーとしてハードスキルだけでなく、対人能力や社内政治の処し方といったソフトスキルを重要視している面がうかがえるかと思う。

名物授業以外にも素晴らしい授業は多いが、取れる授業数が限られている故、すべてを取ることは到底不可能だ。既に私はこのリストの中からは、Formation of New Ventures(現在履修中)、Interpersonal Dynamics(通称Touchy Feely。先学期履修)、The Path to Power(現在履修中)の3科目を幸運にも取ることができている。いずれも素晴らしい授業で、満足度は高い。

来学期は、名物授業の一つである、Managing Growing Enterprisesを履修できることが既にもう決まっている。また、Financial Modelingも履修できるよう、挑戦してみるつもりだ。授業に交友に趣味に、欲張りのまま残りの4か月を過ごしてきたい。
お庭で食事冬休みにデリを再訪し、クラスメートの自宅にしばらく泊まらせてもらった。クラスメートの父親は政府高官のため、自宅はデリの一等地に立つ。日本と違うのは、土地の一等地を政府関係の施設や豪華な住宅が占めているということだ。日本でそんなことをしたら、税金泥棒とメディアからバッシングされてしまうだろう。政府の「統制力」は必ずしも強くない模様が、汚職や腐敗を含め、インドで政府に務める「メリット」を感じさせられた。

さて、今回の滞在では、昨年の冬に体験した「混沌とカオスのインド」とはまた違ったインドの側面を見せてもらえた。つまり、使用人がいるという面では、インドは過ごしやすい、という点だ。クラスメートの家には、シェフが1人、お手伝いさんが3人、ドライバーが家族それぞれに1人ずついる。シェフとお手伝いさんはクラスメートが生まれたころから住み込みでいて、シェフの男性とお手伝いさんの女性がやがて結婚し、今では子供がお手伝いさんになっている。まさしく家族ともども世代ごと、クラスメートの家に尽くしているという形だ。

お手伝いさんのいる便利さ
お手伝いさんたちとこの生活がまた非常に便利である。何かがほしい時は、ベッドからお手伝いさんの名前を叫ぶだけ。食事はほしい時に、ほしいものを、ほしい場所で(ベッド、庭、ダイニングテーブル等)いただける。庭でごはんが食べたいと言えば、お庭にきれいにテーブルと椅子がセットされ、やがてアツアツの食事が運ばれてくる。それからマッサージを専門にしてくれるお手伝いさんまで、パートタイムでやってきてくれる。ドライバーも非常に便利で、行きたいところを告げ、降りたいところで降りれば、あとは勝手にドライバーさんが駐車場を探して駐車、また電話一本ですぐに迎えに来てくれる。これなら自動車事情がカオスのインドでも、比較的気にせずに生活を送れる。掃除もせず、洗濯もせず、食事も作らず、運転もせず、まさしく、無駄のない生活というか、自分の時間を最大限生産的なものにつぎ込める環境というか、日本では考えられない生活である。多くの家庭ではお手伝いさんを変えることもよくあるというが、クラスメートの家では、親の世代からお手伝いさん一家と付き合いが続いている模様で、クラスメートいわく、シェフやお手伝いさんの女性は、自分の両親にも近い、まさしく自分を育て上げてくれた家族の一部だと言っていた。この環境で生まれ育ち、いきなり自分ですべてをしなくてはいけないアメリカに来る苦労度合はさぞ大きなことだろう。

英語の影響力
クラスメートの結婚式さて、インドは多くの家庭(特に地方)がいまだ非常に保守的な考えを持っているが、都心や若者は急激に欧米的な考え方を持つようになってきているという。その変化度合は日本よりも激しいらしく、どうやらテレビや映画の影響が大きい模様。
インド人のほとんどが英語を話せるため、欧米のテレビがそのまま見られてしまうのだ。若いころからアメリカのテレビや映画などを見て育ち、欧米の自由な恋愛感覚やライフスタイル、ファッションスタイルや肌の露出などに慣れて育った若者は、急激に伝統的なインド文化から離れ、欧米的な考えをし、欧米に憧れるようになっているという。政治家の家に育った保守的なクラスメートはその様子を嘆いていたが、日本と違って言語の壁がないため、非常に強く欧米化の波が若者に押し寄せている模様だ。インドのハリウッドであるボリウッドの映画を見ても、男女の恋愛シーンや露出度の高いダンスシーンが非常に多く、また舞台がアメリカやヨーロッパであることも多い(それでも依然キスシーンは見せないなど、保守的な側面は強いが)。

街は汚く、人にあふれかえりカオス状態のインドではあるが、上流階級の暮らしは思ったよりも快適であることを知った今回の旅行でした。
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