Stanford MBA 心の旅路

Stanford大学でのMBA(Stanford GSB)留学に奮闘する、外資系経営コンサルティング・ファーム勤務の若者の心の日記blog。 コンサルティングの仕事、MBA受験からスタンフォードGSB合格、スタンフォードMBA生活、帰国にいたるまで。

British Museumロンドンには美術館、博物館が沢山ある。その中でも親分格が、British Museum(大英博物館)と、National Gallery(絵画)の2つだろう。National Galleryには、私が好きなレンブラントとターナーのコレクションを見に行ってきたが、パリのルーブルの方が、いいコレクションを持っていると思った。ちなみに、ゴッホのひまわりもここに展示してある。他の作品と同様に壁にひょろっと掛けてあるのを見て、かなり前に日本に「ひまわり」が来たときに、上野の美術館で長い行列を待ち、薄暗い重厚なガラスケースの奥にひっそりとたたずんでいた「ひまわり」と、だいぶ印象が違うなぁと思ったりした。(日本は、展示方法がもったいぶりすぎている気もする)。今回は、至近距離5センチくらい、鼻がキャンパスにつかないくらいの距離から、ゴッホのタッチをしっかり、じっくりと観察させてもらった。

大英博物館入り口さて、もう一つが大英博物館。とにかく館内は広大だが、何よりその展示物の時間的・空間的な広がり(太古から現代、アジア・アフリカからアメリカ・ヨーロッパまですべて)に驚かされる。しかも、展示物の多くが世界各国の遺跡から採取してきた(略奪?窃盗?)ものだから、おもしろい。世界各国から大英帝国が略奪してきたものを、堂々と展示しているのだからすごい。

神殿。どうやって持ってきたの?とにかく、略奪品のサイズがでかい。イースター島のモアイ象、パルテノン神殿の大量の飾り石、小さな神殿そのもの(!)、エジプトのスフィンクスなど、どうやって運んできたんだと考えるだけで、略奪への情熱(?)が感じられて面白い。略奪品をめぐっては、はやり世界各国から「返還してほしい」という問い合わせが相次いでいるという。イタリアからも、ローマ時代の遺跡など、またギリシアからはパルテノン神殿の飾り石など、返還を求める声が昔からずっと上がっているという。それでも大英博物館は返還しない。返還せず、無料で世界各国の人に展示し続けている。イギリス人数名に意見を聞いたところ、「見学者は世界各国を回らなくても、ロンドンに来れば世界が見られる。そのメリットは計り知れない」「イギリス人の方が、遺跡の価値をわかり、うまく展示できる」「ここにある展示物は、我々が持って帰ってこなければ、彼らによって見捨てられ、風化してしまっただろう展示物も沢山あるのだから、文句を言われる筋合いはない」とのことだった。大英帝国の威信の象徴というか、神経が図太いというか、おもしろいなぁと思った。
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