Stanford MBA 心の旅路

Stanford大学でのMBA(Stanford GSB)留学に奮闘する、外資系経営コンサルティング・ファーム勤務の若者の心の日記blog。 コンサルティングの仕事、MBA受験からスタンフォードGSB合格、スタンフォードMBA生活、帰国にいたるまで。

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チチニッツァだいぶ前になるが、春休みにおきまりのメキシコに行ってきた。春休みと言えば、こちらではビーチリゾートである。マイアミか、カンクーン。高校生や大学生がこぞって南にやってきて、日夜パーティー騒ぎをするのである。

さて、そんな年齢でもない我々は、とはいえあまり遠方に行きすぎず、この2年間をゆっくり振り返って語る時間がほしいと、メキシコ行きを決定。カンクーンで1週間ほどのんびりしながら周辺を観光し、その後メキシコシティにて学校のスタディトリップの合流するという予定で時間を過ごしてきた。

ホテルにてさて、カンクーン。これが予想以上に素晴らしかった。私は基本的にバックパッカー的な旅行しかリゾート地ではしたことがなく、典型的なリゾート旅行は避けてきたのだが、これが意外と素晴らしかった。何よりも海がきれい。そして「何もしない」贅沢。プールサイドでのんびりし、海に入ってはプールで泳ぎ、ジャグジーに入る。そしてカクテルを頼み、友達と語り合ったり、読みたかった学校の資料を読んだり、学んだことを棚卸したり。夜はシーフードを堪能し、ワインを夜中まで飲む。若者のいない静かなリゾートホテルを選んだのが正解。非常に静かで、客層は20代後半以上が中心。最高に満足のいく1週間だった。

実はこの時期、メキシコはインフルエンザ騒ぎと、政府と麻薬団体の衝突等で治安も悪化中。そのためあまり動かずに、いろんな観光もキャンセルしたのだが、結果としてはのんびりできてよかったと思う。

友達の親の豪邸にてメキシコ・シティでは、ある友達のお宅にお邪魔した際に、いろいろと治安の悪さ等を実感した。まず、友達のお宅の大きいこと、大きいこと。家の中には所狭しと美術品が並び(奥様が美術品好き)、家はまるで美術館。そんな中で奥さんが最近のメキシコ・シティの治安の悪さについて、いろいろと話をしてくれた。奥さん自身も、先月車で家に戻り、駐車場に車を入れたところ、車の影に隠れて強盗がこっそり一緒に駐車場に入ってきたとのこと。車から降りると突然銃を頭に突き付けられ、驚いた奥さんは叫びまくったという。強盗は複数だったのだが、どうやら2人以降の仲間が駐車場のドア(自動で締まる重いドア)に挟まり、中に入ってこられない状況だった模様で、それで強盗グループも混乱。結局銃を突き付けている強盗一人が逆に家に隔離される状況になり、強盗用に買っていた番犬が激しく強盗を襲撃し、強盗はなんとか内側からドアをこじ開けて逃げて行ったという。なんとも恐ろしい話だ。

民族ダンスを取り入れたバレーの公演メキシコ・シティでは、とにかく命が惜しければ流れのタクシーには乗るなと言われた。当時は各地で麻薬組織と警察の衝突が起きていたタイミングだったので、なおさらである。そんな事情もあり、あまり活動的に観光はせず、なるべくじっとしていることになった。しかしそれが逆に2年間を振り返る実によい時間を与えてくれ、また友達ともゆっくりとしたかけがえのない時間を過ごすことを可能にしてくれた。

それにしても、リゾートはやっぱりいい。初めて味をしめてしまった。私もだんだんと年を取ってきたということだろうか悲。
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借りた一軒家週末を利用して、Lake Tahoeに行ってきた。
スタンフォードというと晴天の青空とヤシの木が思い浮かぶかもしれないが、実は車で3-4時間ほどで、ネバダ州との境にある素晴らしいスキーリゾートにもアプローチできる。スキーは中学の頃からやっているが、仕事を始めてからはなかなか行く機会がなかった。日本からスキー一式を送ろうかとも思ったが、とりあえず現地で借りてスキーをすることにした。

こちらではクラスメート5-10名で、山の麓の家を一軒借りてスキーをすることが多い。日本のように旅館やホテルが沢山あるというより、多くの個人所有の別荘(レンタル目的の)があり、それを数日間借りるという形を取る。5ベッドルームや7ベッドルームの、暖炉付きのおしゃれな家に泊まりながら、自炊をしてスキーを楽しむ。

スキーを背負って日本との差を感じるのは、スキーレンタルでウェアーとグラブはあまり貸してくれないことと、ナイターがほとんどないこと。ウェアーを持ってきていなかったので、結局コートとジーンズ、普通の手袋で滑ることになってしまった。それからスキー場は日が沈む前の5時くらいに閉まってしまう。午前中からすべり、夕方前には家に戻り、みなで自炊をしながらのんびりする。今回はロシア人の友人とその家族を中心に10名程度と一緒に遊びに行き、夜にはお決まりのゲーム、「マフィア」で激闘。ウォッカやワインを飲みながら、暖炉を囲みながら、夜が更けるまで楽しい時間を過ごさせてもらった。

Lake Tahoeには複数のスキーリゾートがあるが、いずれも経済危機の影響で経営が苦しいとのこと。どこのリゾートが先につぶれるか体力勝負の状態で、どこもだれかが先に倒れてほしいと願いながらの持久戦を強いられているとのこと。そのせいか、リフトにも行列はなく、非常に快適なスキーをさせてもらったのだが、なんとか持ちこたえてほしいものだ。
シャンゼリゼ通りにて昨年のThanksgiving休暇はアメリカ人の友人の自宅にてThanksgiving Dinnerに参加し、あとはこちらでのんびりとしていたが、今回はパリとアムステルダムに旅行に行ってきた。パリは高校時代に訪れて以来2度目、アムステルダムは初めての訪問であった。

パリはクリスマスシーズンとあり、イルミネーションが非常にきれいであったが、何と言ってもやはり感動したのが、フランス料理の質の高さ。今回は特に食に力を入れていろいろと回っていたのだが、やはりフランス料理は素晴らしい。

フランス料理は、日本料理とも共通点があると思った。プレゼンテーションの美しさと、職人技の高さ。日本の懐石料理のように、1品1品に真心をこめ、小さな空間に見た目の美しさと味を凝縮させる。ただし、日本料理との大きな相違点が、味の凝縮度の高さと、食品の加工度合の高さ。フランス料理は食品に多くの加工を施し、味も非常に高い凝縮レベルにて複雑な異なる味を調和させるのに対して、日本料理は比較的素材の味を大切にし、比較的低い濃縮レベルにて味を調和させる傾向があると感じた。また、フランス料理は、1つのディッシュの中で、メインの素材、サブの素材、ソース、飾り付けなどのバラエティの中で甘さや辛さ、苦味や酸味をバランスさせる傾向があるのに対して、日本料理は、さっぱりした酸味のある酢の物の皿、どっしりしたご飯ものなど、コース全体で味のバランスを取り、お皿1つ1つでは必ずしも味を調和しなくてもいいという印象がある。ただ、フランス料理の味の調和のさせ方の複雑度合、バランス度合は、他の料理に類を見ない緻密さと、濃厚さを持っていると感じる。

非常に残念ながら、旅行中にカメラを落としてしまい、せっかくの写真がほとんどなくなってしまったので、写真を載せることはできないが、個人的においしかった料理のトップ3。(ちなみに、いずれも100ユーロ未満の比較的お手頃フランス料理。ミシュラン3つ星などの300ユーロクラスの高級レストランは除く)

1.L'Angle du faubourgで食べた、フォアグラのコースディナー
rue du Faubourg沿いにあるミシュラン1つ星レストランだが、値段の割に味が非常によく、満足度が最も高かった。セロリのアクセントを使った三重の小さなゼリー状のアントレから始まり、卵の白身を使って泡立てられたロブスターのスープ(ロブスターはプリプリ)、濃厚なフォアグラのソテー、デザートのナポレオンパイと、それぞれのお皿がこだわりを持ってデコレーションされ、味のバランス、調和ともに、最高であった。ワイン抜きで90ユーロ。ワインも、ポイヤックからサンテミリオンまで、グラスワインでいろいろな種類が楽しめる。参加した友人全員が、このディナーを「思い出のディナー」にセレクト。

2.Au Pied de Cochonで食べた、オニオングラタンスープと、豚の頭のソーセージ
豚で有名なレストラン。お昼にウォークインで入り、オニオングラタンスープとメインディッシュ、デザートをオーダー。オニオングラタンスープは、他のどのレストランよりも一番おいしかった。チーズもスープもよくありがちなように濃厚すぎず、しかしよく味が出ていたおいしかった。豚の頭のソーセージは、見た目は真っ黒ですこしグロテスクだったが、弾力のあるソーセージの皮をナイフで破ると、細かなねっとりとした黒い肉がこぼれおちてくる。マッシュドポテト、ブルーベリーのソースなどと一緒に食べると、非常に濃厚でなめらかな味わいで、目から鱗の落ちる感じであった。ワイン抜きで、30ユーロ前後。満足度高。

3.Bastille駅周辺の無名レストランで食べた、ラムのオリーブ煮込み
とろけるようなラムの肉と、オリーブやオレガノなどのアクセントがうまく調和し、スープから立ち込める湯気と共に、最高に幸せな気持ちにさせてくれた。極寒のパリを窓の外に見ながら、7ユーロの幸せ。適当に入ったフレンチ店でも、その味のブレンドのレベルの高さに驚かされることが多かった。このレストランはその代表例。

凱旋門そしてフランスワイン。パリに来てから、文字通り朝、昼、夜とワインを毎回飲む生活を続けていたが、やはりフランスワインはカリフォルニアワインを大きく違う。大人のワインと言おうか、味のバランスがより繊細で、複雑。同じカベルネを取っても、カリフォルニアワインは果実実たっぷりの、ベリー系の香りが凝縮された味わいになりがちなのに対して、ボルドーワインなどは、よりタンニン、土の香りなどが複雑に、繊細にブレンドされた大人っぽい味になる。ピノに関しても同様。オレゴンなどのピノは、非常に華やか且つ果実実もたっぷりな味わいになるのに対して、ブルゴーニュのピノは、より繊細で、気難しい味わいだと感じた。

ワインに関しては、個人的には完熟したカリフィルニアのブドウを使ったワインの方が、フランスのワインより好みにあっているように感じる。
ジョットのフレスコ画イタリア人と話をしていて口をそろえて不平をいうことがある。ひとつは経済状況の悪さだが、もう一つが政治の機能不全。

経済状況だが、とりあえず若者がイタリアで就職できないとのこと。ロンドンには多くのイタリア人が英語を学びに来ていたが、その背景としては、英語を学んでイタリア外に出ないと、職がないとのことだった。物理の研究者であるミケレも、政府が研究への予算を削減したため、しばらくは自腹で研究を続けなくてはいけない状況だという。

しかし興味深かったのが政治の状況。今回イタリア旅行では4人の友人にお世話になったが、全員が口を揃えて政治の機能不全を嘆いていた。とりあえず、政治家が仕事をしないという。イタリアの政治家の半分以上は学位を持たない人々で、汚職がはびこっているという。また、政治家が汚職をしても罰せられないという、政治家を刑罰の対象外にするような法律が成立してしまい、誰も政治家を段丘できない状況とのこと。しかも、政治家への牽制機能を果たすべきメディアも、1人の人物によって大方のメディアが抑えられてしまっているため、ろくに政治批判などができないとのことだ。ニュースなどでもキャスターが政治に批判的なことを言ったり、その人物が気に入らないような行動を目立ってとってしまうと、圧力がかかって首になってしまうとのことだった。イタリアのテレビはつまらない、と他のイタリア人も言っていたが、このコントロールが背後にある模様だった。

ミランのドゥオモそれから医者のアンドレアが言っていたのは、エア・イタリアの話。完全にエア・イタリアは経営破綻している状況だが、雇用の問題があり、政府が大量の公的資金を投入し、しかも政治家の圧力で一向に航空会社自体の体質改善は進まないという。大量の雇用を守るため、巨額の資金が毎日借金に垂れ流されている状況なのに、誰も何もできない状態だと嘆いていた。しかもこれは日本でも一部見受けられることもあるが、政府施設などで働く公務員の勤務意欲が非常に低く、既定の時間前に受付を閉めてしまったり、弁護士のサラの話では公務員にある手続きをお願いしたところ、率直に面倒なのでやりたくないのでと断られ、代わりにサラ本人が仕事を代行する代わりにお金(税金)を払うという対応をされたことすらあるとのことだった。

おしゃれな街私は昔よく、「これからは経済だけでなく、日本は政治の時代になる」と周りの友人に話をしていたことがあったが、その気持ちは今も変わらない。経済が元気でないとならないことは確かだが、一方で、中国・アメリカのパワーバランスの変化、国内の貧富の差、少子化、高齢化などの社会問題のクロースアップといった流れの中で、これまで以上に、若い優秀な人材が政治にも行ってくれないと困ると思っている。これまで高度成長期、その後のバブル崩壊とそれへの対応・変革の10年は、基本的に経済に集中していれば大方問題のなかった平和な時代であったが、今後はやはり政治がわれわれの生活を考える上でも大きな意味合いを持ってくる部分が増えてくると思う。いずれにせよ日本の政治も相当程度ダイナミックに改善される必要があるが、イタリアの政治も相当に深刻な模様だ。
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